団体名: 「よろずまんなり研究所」
活動・研究のテーマ:万成石(岡山市産出)を岡山の地域資産と捉え、文化、
健康、リサイクルの観点から、新たな活用法を考案し、
実験や研究を通じて、生活に役立つ製品を生みだす。
また、万成石に対する認識を高めるための広報活動を
広く行ってゆく。
活動・研究の目的 :岡山市産出の万成石は県下だけに限らず、広く、優良な
・具体的な内容 花崗岩として認識され活用されてきた。しかし近年安価
な外国産の石の大量輸入により、資材としての存在価値
が低下してきている。石はその加工技術も含め、日本人
の生活文化を支えてきたもののひとつであり、それを見
つめ直す事は、現代求められている資源の再利用の観点
を含め、生活上に新たな可能性を発見するための視点を
提供する一助になると考える。
生活資材として万成石を見つめ直し、既存の有り様を越
えた、文化資材としての「石」の価値を再発見しようと
いう試み。
〇石臼や漬け物石のように「重い」という特性を踏まえ、
現代にマッチする生活用品を発案。また、水や薬品に
対する耐久性を活かした製品開発。
〇石切場見学や石彫体験を通し、地域住民への再認識を
計る。
〇既存の万成石使用例を県内に限らず広く調査していく。
〇石が素材として持つ健康増進効果を科学的に検討し、
その有意活用を考える。
〇石の効率的な活用法のアドバイスや情報の提供を行う。
多角的に万成石を再検証し、岡山の特産品としての確
立を目指す。
これまでの活動状況:2004年開催した「第1回生活の中の石」展を発端に、万
今後の活動 成石の各地における使用例の調査を行い、また新たな活
用法に向け、研究及び製品化の試作を行ってきた。
2005年は、建築家や他素材を使用して創作をしている工
芸家、また造園家などをメンバーに加え、多角的な視点
から石の活用法を探る展覧会を開催した。
また、岡山大学医学部に万成石の成分検査を依頼。花崗
岩の持つ医療的効果の可能性を研究。
小学生や保護者などを対象に石切場の見学や体験石彫り
などを企画、地域の認識を深めていく活動も行っている。
当会は備前焼と並ぶ岡山の文化資材として万成石を捉えている。
万成石に新たな解釈を加え生活の中に活かす試みは、岡山の産業
としての新たな芽を含み、地域力の育成にも役立つと考えている。
〇「岡山特産品」として万成石を位置づける方向性をもち、万
成石の普及と共に次時代に文化として残る石造物の創造を
めざす。
〇各地の石関係者とネットワークをつくり、情報やアイデアの
交換を計る。
〇万成石に対する認識を広く周知させるため、常に展覧できる
場をつくる。
〇商工会議所など経済団体との連携や、県市の施設内における
展示を働きかけていく。
2007年3月 文責:よしもと正人